ベルギー陶芸便り

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Kantdagen ブルージュ・ボビンレースフェスティバル

陶芸の話題ではありませんが・・・、2年ほど前よりベルギーの伝統工芸・ボビンレースを趣味で習っています。

毎年、ブルージュにあるレースセンターの主催で8月中旬にボビンレースフェスティバルが開催され、全国からボビンレース愛好家が集まります。
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会場は、ブルージュビールの醸造所De Halve maan周辺です。

私が習っているイングリッド先生も毎回ブースを受け持って参加されており、昨年から私もこのレースの祭典に参加しています。初心者にもかかわらず、図々しくも会場でデモンストレーションを披露する4日間。
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こちらは、長い時間(60時間くらいかな?)を掛けて仕上げた初めてのブルージュフラワーレース作品です。

今年の実演は、初めてのトーションレースに挑戦してみました。
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こちらは32ペアのボビンを使った小作品です。
一つ一つの動きは単純なのですが、模様のつなぎ目など構造を理解するのに時間がかかり
何度も先生に聞きに行ったり、織ってはほどき、織ってはほどきの繰り返し。
糸を解くときは、織ってきた動作と全く逆にボビンを動かしていくので
一見見ると黙々とレースを織っているように見えるのですが
さすが経験者には直ぐにバレてしまい、お客さんに「あら、間違っちゃったのねぇ」
なんて指摘されたり。

会場の先輩方にも、何度も失敗すると理解が深まるでしょう?と言われ
確かに、織っている時よりもほどいている時のほうが構造が見えてくるので
この4日間で随分と学ぶことができたと思います。

会場には、ベルギー全国からレースクラブの人たちが集まり、古典からモダンまで展覧会や実演が行われました。
ブルージュはやはり、ボビンレースのメッカなのか、レース愛好家がイギリスやフランスなどからもやってきてパターン集を購入していく姿を見かけました。
一般的なベルギー人にとって、ボビンレースはもう忘れ去られた過去の遺産…
風前の灯とも思わせるような反応が多いですが、沢山の人が訪れたボビンレースフェスティバル、
大切な伝統文化を守っていくことが出来ればと思います。

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こちらは展覧会会場、よく中世の肖像画で見かけるレースの襟です。
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鳥かごの中にはレースの小鳥。
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レースの羽を持つとんぼは、よく見ると胴体がボビンになっています。
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by rihaya | 2011-08-17 04:48 | ベルギー徒然
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ベルギー在住陶芸家 津田梨早の活動・制作日記


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