ベルギー陶芸便り

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陶芸展 Sint-Jozef feest シント・ヨゼフ地区祭

ブルージュには、観光地として有名な丸く運河に囲まれた旧市街のほか、郊外にも放射線状に幾つかの地区が存在します。

その地区の一つであるSint-Jozefにある公民館で、新しい陶芸の先生を募集しているとのことで紹介いただき、9月からブルージュ市のボランティアスタッフとして、発足して8年になる陶芸クラブを引き継ぐことになりました。

前任の御年75歳になられるモリス先生の最後の仕事として、毎年恒例の地区祭りで陶芸クラブの展覧会が行われるというので、引継ぎも兼ねてお手伝いさせて頂きました。
よかったらあなたの作品も展示したらどうですか?と誘われて、
実際に作品を見てもらうのが一番いい自己紹介になるかな?と作品展にも参加させてもらうことにしたのですが、
搬入の打ち合わせに行ってみると、、なんとなく雲行きがあやしい。。

作品展に参加する生徒は2~3人(いや1~2人かも・・・)とのこと。
あれ?陶芸クラブには12人くらいいるんじゃなかったっけ。。?

確かに6月末で前期のレッスンは終わり、2ヶ月の長い夏休みに突入すると
皆さん旅行へ出かけたり、なかなか足並み揃えにくいのはわかるのですが
生徒作品のない、、生徒作品展になってしまうの~?とちょっと不安。

前任のモリス先生も現在海岸沿いのセカンドハウスへ滞在中でブルージュにいないので
当日何の作品を持ってくるかは分からないとのこと。

どうしよう。打ち合わせではすでに、私が陶芸クラブの作品展の責任者みたいなことになってる!
これは、作品展に穴を開けないよう、なるべく多くの作品を準備していったほうがいいかも知れない。
それでも、陶芸クラブの作品展で「津田梨早展」みたいになってしまうのもちがうのではないか、、?
等色々考え、なるべく陶芸クラブの参考作品になりそうな種類の作品を選んで
搬入当日を迎えました。

会場でモリス先生を待っていると、自作の絵画作品(!)を持ってやってくる先生。
さらに追い打ちをかけるように「今年は生徒は誰も参加しません。」

えっ!!!

結局持ってきた作品すべてを並べて、生徒の作品展ならぬ、参考作品展?と相成りました。

モリス先生と参考作品展の様子
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ひも作りや板作りで作れる作品を中心に集めてみました。
作ったけどずっとお蔵入りしていた白枝豆くんも。
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アントワープ王立アカデミー時代に課題作品で作ったマスクなども
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普通の公民館で開かれる陶芸教室。
窯もない、ロクロもない。作品を保存したり、乾燥させたりする棚も道具を保存する場所もない。
制作が終わったらみんなでお掃除して公民館をきれいに元通りにする。
ナイナイ尽くしの課題の多い教室になりそうですが
初めて与えてもらった、ベルギーで陶芸を教える機会。
このチャンスを大切にし、挑戦してみたいと思っています。

ベルギーの中でも特に方言の強い地域で、本当に地元の人達とコミュニケーションが取れるのか
お話を頂いたときは、非常に不安に思い迷いもあったのですが
この地域祭りでは、ひとまず特に困ることなく、皆さんと楽しく話しをすることができました。

レッスン開始は9月中旬。
ちょっと緊張しつつ、どんな展開になるのか楽しみに待とうと思います。
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by rihaya | 2011-08-27 06:08 | 展覧会 2011
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ベルギー在住陶芸家 津田梨早の活動・制作日記


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