ベルギー陶芸便り

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マスク

 また、友人夫妻のアトリエに遊びに行ってきました。
今回は、ライフマスク作り(の見学)。

まずは、顔にヴァセリンを塗っていきます。
私が塗る係り。
塗り残しがあって、眉毛やまつげが抜けてしまったら大変だから、しっかり塗りこんでいきます。

石膏を乗せていくのは経験者のエルス。
エルスには4人の娘さんがいて、お嬢さん達の小さいころのライフマスクを使って素敵な陶芸作品も作っています。使い方によっては怖くもなりうるライフマスクですが、彼女の作品は髪の毛の部分に木の葉をあしらい、それはまるで森の妖精のようです。

粉末の石膏に水を混ぜて、とろとろになった石膏を顔にのせるのかな?
なんて思っていたけれど、机に用意されているのはガーゼのようなもの。
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なるほど!
粉末石膏があらかじめメッシュのガーゼについていて、水の中に浸した後に顔に乗せればいいようになっています。
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空気を抜くようにして、何層か重ねながらパックをするように顔を覆っていきます。
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息ができるように、口まわりは最後に。
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最後はストローで呼吸を確保しておいて、すべてを覆い尽くし固まるまで待ちます。
普通の石膏を使っていたら、ここでずいぶん長い間待たなければならなかったでしょうが、この方式なら非常に薄いのでそれほど待たずに固まりました。

学校で、友人が自分の作品のためにひざ下の足の石膏取りをした時がありました。
そのときは、普通の粉末石膏を使っていたので、
1時間も不自然な格好で固まるのを待たなきゃいけなくてさんざんだったわ!
なんて言っていた事があったので、このやり方を知っていればずいぶん楽だったな。
なんていまさらながらに思います。
d0049017_5441082.jpg

しかもこの石膏ガーゼ、薬局で買えるそうです。
包帯状になっていて、1巻き8ユーロ程度。

完全に乾いたら、慎重にはがしていきます。
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内側から見たところ。
思ったよりも精密に取れています。
水に浸した時点で、石膏が液体状になり下に流れていくので結果的には液状の石膏を流し込んだのと同じような結果になるようです。
d0049017_5354215.jpg

仕上げは、この上に補強のために石膏をさらに盛り約2週間ほど乾かします。

このライフマスクは、陶芸の鋳込み用に作った石膏型です。
実際に粘土を流し込んで、どのように焼きあがるのか楽しみです。
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by rihaya | 2005-08-23 05:26 | 陶芸徒然
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ベルギー在住陶芸家 津田梨早の活動・制作日記


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