ベルギー陶芸便り

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カテゴリ:ベルギー徒然( 7 )

ブルージュのお城 中世騎士ショー

先日、出先の夫から「今すぐ来て!」と呼び出されて行った所がこちら。
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ブルージュ郊外にあるTen Berghe城です。

〇〇通りの何本目の通りを左折して突き当たりの駐車場に車を停めて~
と指示を受けて到着した所が立派なお城でびっくり!
ブルージュ市街地からも、我が家からも車で10分もしないところに
こんな大きなお城があったなんて!!
西フランダース地方は、お城がたくさんあると聞いていたけれど、まだまだ知らないお城がたくさんあるんだなぁ。

どうやらこちら、シャトーホテルとして利用されているようです。
Kasteel Ten Berghe
シャトーホテルなんて、アルデンヌ地方等、もっと遠くへ行かないとないものとばかり思っていました。

サプライズで呼び出されたこのお城の庭で、この日は中世の騎士ショーが開かれていました。
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騎士が一騎打ちをして派手に落馬したり、道化師が馬による激しいアクロバットを披露したり。
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鷹匠がフクロウや鷹を操ったり、結構盛りだくさんの内容。

思わぬ新しいブルージュ発見と中世騎士ショーに、楽しい休日となりました。
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by rihaya | 2011-08-30 05:03 | ベルギー徒然

Kantdagen ブルージュ・ボビンレースフェスティバル

陶芸の話題ではありませんが・・・、2年ほど前よりベルギーの伝統工芸・ボビンレースを趣味で習っています。

毎年、ブルージュにあるレースセンターの主催で8月中旬にボビンレースフェスティバルが開催され、全国からボビンレース愛好家が集まります。
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会場は、ブルージュビールの醸造所De Halve maan周辺です。

私が習っているイングリッド先生も毎回ブースを受け持って参加されており、昨年から私もこのレースの祭典に参加しています。初心者にもかかわらず、図々しくも会場でデモンストレーションを披露する4日間。
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こちらは、長い時間(60時間くらいかな?)を掛けて仕上げた初めてのブルージュフラワーレース作品です。

今年の実演は、初めてのトーションレースに挑戦してみました。
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こちらは32ペアのボビンを使った小作品です。
一つ一つの動きは単純なのですが、模様のつなぎ目など構造を理解するのに時間がかかり
何度も先生に聞きに行ったり、織ってはほどき、織ってはほどきの繰り返し。
糸を解くときは、織ってきた動作と全く逆にボビンを動かしていくので
一見見ると黙々とレースを織っているように見えるのですが
さすが経験者には直ぐにバレてしまい、お客さんに「あら、間違っちゃったのねぇ」
なんて指摘されたり。

会場の先輩方にも、何度も失敗すると理解が深まるでしょう?と言われ
確かに、織っている時よりもほどいている時のほうが構造が見えてくるので
この4日間で随分と学ぶことができたと思います。

会場には、ベルギー全国からレースクラブの人たちが集まり、古典からモダンまで展覧会や実演が行われました。
ブルージュはやはり、ボビンレースのメッカなのか、レース愛好家がイギリスやフランスなどからもやってきてパターン集を購入していく姿を見かけました。
一般的なベルギー人にとって、ボビンレースはもう忘れ去られた過去の遺産…
風前の灯とも思わせるような反応が多いですが、沢山の人が訪れたボビンレースフェスティバル、
大切な伝統文化を守っていくことが出来ればと思います。

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こちらは展覧会会場、よく中世の肖像画で見かけるレースの襟です。
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鳥かごの中にはレースの小鳥。
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レースの羽を持つとんぼは、よく見ると胴体がボビンになっています。
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by rihaya | 2011-08-17 04:48 | ベルギー徒然

ハンドバックデザイナー Dominique Dufait

ハンドバックデザイナーのドミニクに出会ったのは、彼女からの電話がきっかけでした。

西フランドル州が主催するイベント(Buren bij Kunstenaars)、オープンアトリエデーを開催するにあたり、
相互交流の為に、おすすめ訪問作家リストに参加しませんか?というお誘いを受けたのです。
突然の電話に戸惑もあり、まずはリストに参加予定のアーティストの情報を送ってもらうように頼むと、
すぐにメールを送ってくれました。
彼女は、ハンドメイドで革の鞄を作るクラフト作家さんで、彼女のサイトに一目惚れ。

すぐに、是非参加させてください!と返事をし、お互いのアトリエを訪問する約束をしました。
まずは私のアトリエに彼女が来てくれ、色々とためになる話を聞くことが出来ました。
ベルギーは、レースにしても、タピストリーにしても、伝統工芸が注目される機会は少なく、
様々な工芸技術が、現代から忘れ去られようとしています。
同じクラフトの世界に身を置く彼女の話は、うなずけることや、勉強になることがたくさん。

私が彼女のアトリエを訪ねたのは、その二日後。
ブルージュの旧市街を囲む運河から一歩外へ出て、ダムの町へと続く運河沿いに彼女のアトリエはありました。

建築の勉強をし、ご主人と共に建築士として建築事務所を営む傍ら、
全く手探りの状態で、完全にハンドメイドの、ハンドバック作家への道を歩んだドミニク。
建築の要素を取り入れ、機械を使わない最も伝統的な職人の技法を使って
一針一針、丁寧に仕上げることにこだわった作品は、とても魅力的で
多くの人に知ってもらいたい!見てもらいたい!と思うようなものばかりでした。

彼女のこだわりを実現するために、実に8年間の試行錯誤の時があったそうです。
どこで革を手に入れるのか、どこで技術を学べるのか。全て手探りで、
行き着いたのは、サドル(鞍)職人。それだって、もう今のベルギーでは
忘れ去られ、消えてしまいそうな古い伝統技です。
そこで、皮の扱い方、道具、職人の手仕事を学び、
素材も、天然素材だけを使うことにこだわりました。
革の染色も、全て自分で行うとのこと。

彼女はその場で、革を縫い合わせる実演をしてくれました。
古めかしい、不思議な抑え器具を使って、一針一針塗っていく姿は、
それだけで、格好良く、そうやって丁寧に仕上げられた作品がより一層素敵に見えてきます。

彼女の天然素材へのこだわり、ひとつのバッグを手にとって、見せてくれました。
よーく、革の表面を見てみると、血管の筋が見え、ポツ、ポツッと、斑点があります。
これは、虫刺されの跡なのだそうです。
他のカバンには、よく見ると、傷跡の痕跡が残っているものあり、
彼女は、この自然にできた模様が、美しいと語ります。
この素材を愛し、リスペクトし、大切に作品作りをしていることが伺える瞬間でした。

そして彼女の作品の代表的なシリーズは「T-bags」
言われてなるほど、紅茶のティーバッグの形から着想を得て作られたカバン。
スタイリッシュに仕上がっています。

ドミニクは、建築の勉強をしたあと、ファッションの勉強もし
服飾デザイナーとしての活動経験もあります。その経験を通して、
商業的、大量生産の世界からは正反対の、伝統工芸の世界に惹かれていき、
自分の世界を、そこに見出したのです。

ドミニクのアトリエは、毎月第一土曜日(1・7・8月を除く)14時から18時まで一般公開されています。
サイトを見て、興味を持たれた方、是非一度本物を実際に手にとってみてはいかがでしょう?

希望がありましたら、ブルージュ駅から車でご案内します。

DOMINIQUE DUFAIT

Damse Vaart-Zuid 79 B-8310 Sint-Kruis Brugge
http://www.b-used.be/
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by rihaya | 2010-10-19 07:11 | ベルギー徒然

おかずパンケーキ

 ブルージュでお気に入りのおかずパンケーキが食べられるレストランがあります。
その名も「ピーターパンケーキ」。
ザンド広場に近い目抜き通り沿いにあります。
レストランから、パンケーキを焼く厨房が覗けるようになっていて注文してからパンケーキを焼いてくれます。
 しかし半年前からお店は閉まったまま。そのお店の前を通るたびに覗いてみるのですが。。改装するでもなく、転居するでもなくなぞの状態になっているのです。
残念だなぁ、早く再開しないかな。と思っていたら
先日別のお店ですが、おかずパンケーキ屋さんを紹介してもらう機会がありました!

こちらもブルージュ。De Bretoen-Pannenkoeken というお店です。
マルクト広場の鐘楼を背にして少し奥の道に入っていったあたり Ezelstraat にあります。
このお店もパンケーキ専門店で、デザート、おかずをあわせて60種類のメニューが用意されています。何でも、そば粉を使ったパンケーキなのだそうです。
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このお店でも、注文したあとに目の前で作ってくれます。
ボリューム満点で、美味しく、しかも安い!
5ユーロぐらいで満腹になってしまうのです。

ピーターパンケーキでは、ベルギーのパンケーキよりも大判のどちらかというと日本のクレープ的な生地でしたが、こちらのお店の生地は”もちもちふっわふわ”でした。

まだまだブルージュも知らないところだらけ。
少しずつ開拓していきたいと思います。

Bretoen-Pannenkoeken
Ezelstraat 4 8000 Brugge

*追記*
塩味でそば粉を使ったクレープ(パンケーキ)のことをガレットというそうです。
ガレットの詳しい説明は→こちら。
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by rihaya | 2005-10-28 20:29 | ベルギー徒然

スープカップ

日々、少ない料理のレパートリーを少しずつ増やしています。
本日のメニューは、オニオングラタンスープ。
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玉ねぎをあめ色に炒めてオニオンスープを作り、バケットを浮かべてチーズを乗せてオーブンへ。

そして本日のうつわはこのスープカップ。
ベルギーに来てから、あちこちのレストランで見かけるこのライオンの耳付のスープカップ。今でこそ見慣れたけれど、来たばかりのときはなんとも西洋的に感じられて気になっていました。
ちょうどスープカップを物色しているときに、雑貨店で売られているのを発見してどうしようかなぁ、と迷っているとベルギー人の連れから「この形のスープカップはその昔、一流レストランで出されていたものだよ。」と言われて、そんな変り種を持っていても面白いかな?と思って購入しました。たっぷり入るので、スープだけでおなかいっぱいになってしまいます。
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by rihaya | 2005-09-01 03:58 | ベルギー徒然

たまには。。

 お料理は得意ではありませんが、たまには前菜のようなものも用意してみました。 インゲンの生ハム巻きにシーチキントマトサラダ。 美味しく出来ましたが、勝因は庭で取れたての新鮮インゲンと美味しいイタリアン生ハムのおかげ。 素材の味で勝負!?です。。
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 ちなみにこのお皿は、ルクセンブルグの陶磁メーカー・ヴィレロイ・ボッホ社のもの。 ルクセンブルグに旅行に行った時に、ルクセンブルグ市郊外にある工場直売アウトレットで買ったものです。 福袋のようなもので、サプライズボックスがお店の一角に準備されていてなんだろう?と気になってお店の人に尋ねてみると中身はディナーセット一式で主にホテルやレストラン向けに卸されているシリーズが詰められているとのこと。
ただしどのシリーズが入っているかは開けてからのお楽しみ。
どんな柄かわからないまま食器を買うのは少し勇気がいりますが、全40ピースが29ユーロなんてめったにないチャンス! まだまともな洋食器も持っていなかったし、お店に展示されているホテルシリーズは落ち着いたものが多く、どれが当たってもよさそうです。
そんなわけで、1箱を慎重に選んで家まで持って帰ってきました。 どきどきしながら中を開けてみると、すべて白で統一されたシックなお皿(大、小)コーヒーカップ&ソーサー、スープカップ、ティーカップの揃い。 ヴィレロイ・ボッホはドイツにも工場があり、裏を見るとルクセンブルグ製のものとドイツ製のものが混ざっていました。 見たところ2級品でもないようですし、ホテルに卸す単位で見た半端物処分だったのでしょう。 とにかくこれは良い買い物でした。
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by rihaya | 2005-08-24 07:17 | ベルギー徒然

白アスパラ

 今は、白アスパラガスの季節です。日本で食べたことのあるのは、水煮の缶詰だけ。新鮮なものは2年程前、母と一緒にオランダを訪ねたとき、ホテルのレストランで食べたのがはじめてでした。
 スーパーで目玉商品として、生白アスパラが積み上げられていて、私を誘惑します。ということで、今日の夕食の付け合せは白アスパラに決まりました。
 やわらかくなるまでゆでたあと、ガラスのポットにたっぷりバターときざみパセリを入れて、しっとりするまでレンジで、チン。
 お肉にゆでたジャガイモ、そして白アスパラを添えて、典型的なベルギー家庭料理風に盛り付けて、バターのよく染み込んだ、やわらかい白アスパラに舌鼓を打ちながら、旬の味を味わいました。
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by rihaya | 2005-05-16 02:58 | ベルギー徒然
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ベルギー在住陶芸家 津田梨早の活動・制作日記


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