ベルギー陶芸便り

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トラム

今日、初めてうわさのトラムのコントロールに遭遇しました。
トラム(路面電車)やバスでは、直接運転士に運賃を払うか、券売機などでチケットをあらかじめ買って乗り込み、自分で検札機に通します。
運転士は、チケットの有無を確認しないので無賃乗車をする人も少なくないようです。
そこで、大都市になると、頻繁にコントロールの人が抜き打ちでチケットをチェックしに来るのです。
その場でチケットを持っていなかったら、もしくは持っていても、検札機を通していなかったら、罰金を払わなければなりません。

 うっかり、というか出来心で?無賃乗車をしてまんまとコントロールに捕まってしまった、という人の話は何度か聞いたことがあったのですが、そのコントロールに遭遇するのは今回がはじめて。
もちろん私は運賃を支払って乗っていたので、チケットを見せて終わり。
しかし、後ろのほうからは「パスポートを出しなさい」というやり取りが聞こえてきます。(あぁ、罰金請求されるのかな?)などと思っていると、そういうこともなく、なにやら長い間話し合っています。もめている様子もなかったのですが、そのうちコントロールの人が、運転士のところへ近づいていって、なにやら話し掛けています。すると、停留所でもないのにある場所でトラムは停車しました。

警察署です。

そのトラムは、警察署の目の前を通る路線だったのです。
トラムが警察署の前で停車して、コントロールの一人が、警察署内に消えたかと思うと、警察官を連れてトラムに戻ってきて、無賃乗車した人を連行していきました。
(えーーー。)内心びっくり。
その場で罰金(50ユーロぐらい?)という話は聞いていたけど、まさか警察に連れて行かれるなんて!
しかし、絶妙なタイミングで警察署があったものです。
コントロールの人もそれを計算していたのかな?
悪いことは出来ないな。
と改めて思い知らされた出来事でした。
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# by rihaya | 2005-05-10 04:06 | 留学生活徒然'03-'07

お湯争奪戦

私は、学生用の貸し部屋に住んでいます。
貸し部屋にもいろいろなタイプがあって、寮のように大きな共同キッチンがあって部屋には洗面台がついているだけ、というものもありますが、私の部屋(アパート)は結構独立しているタイプで、6畳ぐらいの部屋にキッチン、洗面台(その他:冷蔵庫、電熱器、勉強机、ベッド、一人掛けソファ、小さな食卓)がついています。
そして、トイレとシャワーが共同になっています。
 私のアパートは5階建てですが、3F以降は独立したワンルームになっていて、1,2Fに住む7人が、2つのトイレと、3つのシャワーを共有することになります。また、この建物にはガスが通っていないので、熱源は電気だけです。ベルギーでは意外と、ガスを止めてしまっている家が多いのです。なんでも、ライフラインが比較的早いうちに発達したので、現在は老朽化が進み、突然ガス爆発!なんてこともあるとか。
 幸い私の部屋は非常に小さいので、寒いベルギーの冬を電気ストーブで過ごしてもたいしたコストではありませんが、氷のように冷たい廊下を通って、共同トイレやシャワーに向かうたびにセントラルヒーティングにあこがれてしまいます。
一番困るのは湯沸し機。
7人で使うだけあって、確かにシャワー室にある湯沸しタンクは大きいものが設置されています。しかし、、それでも足りないのです。
いざシャワーを浴びようと思って蛇口をひねって、冷水シャワーを浴びること数度。
うまい具合に、朝、昼、夜とそれぞれ入浴時間が重ならないといいのですが、やはり朝や夜は混む時間帯、3つもシャワールームがあるのに、2人同時にシャワーを浴びようものなら、シャンプーしている間に隣の人にお湯を使われて、すすぐ頃には冷水になっていた。。なんてことも。
 また、マイナス5度の気温が数日続いた寒い日のこと、語学学校の帰り道、寒さに耐えながら暖かいシャワーを浴びることを想像しながら家路をいそぎ、いざ蛇口をひねったら冷水。
そんなことが3日も続き、気付けば自分の部屋のキッチンのお湯も出なくなっている!これはさすがにおかしいと思って、大家さんに電話しました。
「もう、3日もお湯が出ないんです!」
「シャワー室はおろか、キッチンのお湯も出ないんですよ!」
すると大家さん
「はは(笑)、同じタンクなんだから、シャワーが出なきゃ、キッチンも出ないよ。まぁ、今日中に見に行くから。」

!!!キッチンも同じタンク。。
あのタンクひとつで、7人分のキッチンと、シャワーをまかなっていたんだ。
それは、お湯もなくなるはず。 ちなみにベルギー人は食器を洗うとき、シンクにアツアツのお湯をためてその中に洗剤をいれて泡アワにして洗います。

小さいながらも、清潔で、学校からも近く気に入っていたこの部屋。
でも、もういつもお湯のことを気にする生活はたくさん。
次の更新のときに引っ越します。
2年も我慢したら、自分専用のトイレとシャワー。いつでもお湯の出る生活ぐらい望んでもよいでしょう(?)

それまでは、キッチンの蛇口をひねって、お湯が出ることを確かめてからシャワー室へ向かう日々がもう少し続きそうです。
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# by rihaya | 2005-04-22 04:08 | 留学生活徒然'03-'07

素焼きの温度

 日本での、一般的な素焼きの温度というのは800度前後ではないかと思うのですが、ここベルギーでは950度です。もっと理想的な温度は1060度で、本焼きを高温焼成する場合は、そのほうが確実なのだそうです。
 私は、日本で陶芸をしていたとき、素焼きは800度もしくはそれ以下で行っていました。そのことを、教授に聞くと、「こちらでは900度以下での素焼きは考えられない。」というのです。どうしてなのでしょう。その温度の差に、何が隠れているのでしょう。そして、1060度が確実って、何が確実なのでしょうか???
 その答えは、土の中に含まれるガスにありました。私の経験・知識不足かもしれませんが、日本で一般的に土の中のガスのことが重要視されることはあったでしょうか?土の中のガスが影響して、素焼きや本焼きが失敗したという話題をそんなに聞いたことがありません。そのガス、とは空気の気泡のことでもないのです。
 土の特性も、取れる産地によって様々違いますが、どうやら西ヨーロッパの土には、焼成に問題を与えるガスが含まれているようです。どこら辺の範囲まで、それに含まれるのかはわかりませんが、ベルギーで一般に手に入る土は、ベルギー、オランダ、ドイツ、フランスあたりで取れる土なので、この辺り一帯は、そういった特性の土なのでしょう。イタリア、スペイン辺りの土はどうなのでしょうか?
 その”ガス”が抜け始める温度が900度以上で、完全に抜けきるのが1060度以上なので、最低でも950度で素焼きを、そして、もっと確実にガスの被害を避けるには1060度で、ということのようです。
 実際に起こるガスの弊害とは、どういったことなのでしょうか?私は、ベルギーの美術学校に入って、すぐにこの問題に直面しました。轆轤で挽いた器を、950度で素焼きし、1240度で本焼き焼成したところ、素地自体に、ぼこぼことたんこぶのようなふくらみが出来ています。素焼きの段階では、何もなかったのです。釉掛けの失敗、というより、明らかに土自体が膨らんでいます。こんな症状、過去に大学で共同で電気窯を焚いたとき、誰かの温度設定ミスで1400度で焼いてしまったとき以来です。(そのときは、作品はおろか、窯にもかなりのダメージがありましたが。。) この、たんこぶの正体が”ガス”なのです。教授の解析では、素焼きの段階で素地中のガスが抜けきらなかったため、本焼きで膨張してたんこぶのような状態になったということです。また、あるときは1060度で焼いた釉薬のテストピースの表面が、グツグツ煮立った状態で出てきました。その釉薬は低下度釉だったので、実際の設定温度よりも高温で焼きあがってしまったという考察もありますが、もうひとつ、素焼きの段階で、ガスは抜けきっていたか?ということも考えなければならないのです。ピンホールが出来た際にも、釉掛けは正しく出来ていたか?ということと同時に、ガスのことも頭に置かなければなりません。
 ベルギーで勉強するようになって、何度この”ガス”を耳にしたでしょうか。何か、問題が起こったときはまずはガスを疑ってみろとばかりに話題に上ります。原材料において、ヨーロッパの陶芸と、日本の陶芸の違いは何か?と聞かれれば、まずは一番にこの、「粘土に含まれるガス」を挙げたいと思います。
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# by rihaya | 2005-04-10 02:45 | 留学生活徒然'03-'07

アントワープ新名所?

用事がある時に、たまに通る道沿いに廃墟のようなビルがあります。
最近そこに、次のような看板がはられていました。
d0049017_6354560.jpg

この写真じゃ、ちょっとわかりにくいですが

2007年秋、ショッピングセンターオープン!!

と書いてあります。

場所は、アントワープのメインストリート(?)MEIRと
平行したショッピングストリートで、ルーベンスの家のある
広場から抜けることが出来ます。

完成予想図には、ドームのような広いホールが描かれていますが
こんなビルに、こんな広いスペースあるのかな?
と不思議に思っていました。

しかし、先日その通りを歩いていると、工事のために
一部のビルが壊されて、奥が覗けるようになっています。

すると


d0049017_6364773.jpg

本当にドーム、ありました。

昔は、何の建物だったのでしょう?
裏に、こんなものが隠れていたなんて、ちょっとびっくりです。
かなり大きなスペースに見えたけど
ここに新しいショッピングセンターが出来たら
ちょっとした話題になるかもしれません。

2007年、、結構?先の話ですが。
そのときまで、アントワープにいるかな。
何のお店が入るか楽しみです。
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# by rihaya | 2005-03-24 06:33 | 留学生活徒然'03-'07

ベルギー牛乳物語

私は牛乳が大好きです。

3度の食事に、おやつに、寝る前に、、、
日本にいたときは、常温保存牛乳は滅多なことがない限り
飲むことはなかったのですが、ベルギーで売られている牛乳は、
常温保存が一般的なようです。

市場に行けば、新鮮な牛乳も手に入りますが
もちろん数日中に飲まなければだめになってしまいます。
(1リットル入りのビニールパック *シャンプーなどの
詰め替えパックのようなかんじのものか、1.5リットルの
お水のペットボトルに入って売られているのを良く見ます)
d0049017_6394550.jpg

これは、常温保存のハーフミルクです。
(開封後は、普通の牛乳同様3,4日で使い切ってくださいと書いてあります)

ここで、ベルギーに来たばかりの頃の失敗談を。

写真には、オランダ語でハーフミルクと書かれていますが
裏をひっくり返すと、フランス語で同じことが書いてあります。

英語圏ではないのであたりまえと言えばあたりまえですが
大体スーパーに行くと英語での表記はありません。

オランダ語もフランス語も知らなかった当時の私は
ただ、普通の牛乳がほしいだけなのに、
スーパーの売り場で悩んでしまいます。
なぜなら、”何とかミルク”と書いてあるものがたくさんあるからです!
何かしらの違いはあるんだろうけど、きっとどれも牛乳のはず!
と、一番牛乳の雰囲気を漂わせているパックをひとつ手にとります。

家に帰って早速いただくことに。
何の疑いも持たず、いつものようにコーヒーを沸かし
コーヒー牛乳にして、ゴクリ。

「!?」

(ス、スッパイ…)

今開封したばかりの牛乳なのに、、
コーヒーも沸かしたばかりなのに、、
少し酸味のあるコーヒーというのはありますが
ヨーグルト並みの酸味のあるコーヒー牛乳を飲んだことがありますか?

そのコーヒー牛乳は、一口で断念。

もう一度、買ってきた牛乳パックをよーく見つめてみると
”karnemelk-カルネメルク-”と書いてあります。

ベルギー・オランダ在住の方は良くご存知かもしれません。
後で知ったところ、これは「チーズを作ったときに出る水分」
なのだそうです。無糖ヨーグルトのような味。

こんなもの、一体何に使うのでしょう!?
ベルギー人の友人に訊ねると、砂糖入りの甘いもの
も売られているようで、夏の暑い日に
冷やしたカルネメルクを一気に飲むと、「おいしいよ~」とのこと。。

1リットルもある、無糖カルネメルクをどう処理していいものか
悩んだ末、オレンジジュースを買ってきて
半分ずつ割ってオレンジヨーグルトドリンク?風で飲み干しました。

それ以来、カルネメルクは買っていません。。
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# by rihaya | 2005-03-22 06:37 | 留学生活徒然'03-'07

何の卵?

知り合いのおばさんから卵をもらいました。

ベルギーの家庭では、結構お庭で鶏を飼っている人が多いのです。
残飯など生ごみは、結構何でも食べてくれるそうで
ごみも減り、卵まで産んでくれて、目覚ましの代わりにもなったり?!
なかなか便利ですね。
都会の住宅街でも、実は裏にまわれば細長ーく広い
裏庭がついていて、鶏がいたりするのです。

しかし、今回の卵はちょっと違います。
d0049017_6432967.jpg



大きいのです。

携帯と比べてもこの大きさ。
普通の卵と並べられたらよかったのですが、
あいにく、そちらは切らしておりました。
この携帯も結構大きいんですよ。10cmくらい。

何の卵でしょう。

殻が大きければ、黄身も大きい。

d0049017_642425.jpg

中身は大体普通の卵3個分くらいです。

さて、なんでしょう。

正体は、ガチョウの卵でした。
たまにいただいて、食べるのですが
味は普通の卵とほとんど一緒。

今回もらった卵は、すごく弾力があって
卵焼きを作ろうと思って、お箸で黄身をといたら
黄身が崩れることなく、双子の卵のように
きれいに2等分になりました。。
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# by rihaya | 2005-03-17 06:40 | 留学生活徒然'03-'07

魔法瓶

先日、愛用していた魔法瓶が

「ばぁああああん!!!」

というすさまじい音とともに、壊れました。

沸かしたてのアツアツのお湯を入れた直後に
魔法瓶の中にごみが浮いているのを発見し
すぐにそのアツアツのお湯を流して
新しい水ですすごうとした瞬間の出来事。

すごい爆発音で、
一瞬何が起こったのかわからず
呆然。

ふと手にもったプラスチック製の魔法瓶の中を覗くと
中の瓶が木っ端微塵になっていました。

d0049017_6463086.jpg

そういうものなのですか?
知りませんでした。
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# by rihaya | 2005-03-10 06:44 | 留学生活徒然'03-'07
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ベルギー在住陶芸家 津田梨早の活動・制作日記


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