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ベルギー陶芸便り

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ベルギーレースとの共演

ブルージュの街もクリスマスマーケットがオープンし、マルクト広場にもスケートリンクが設置されすっかり冬模様になってきました。

さて、ブルージュマルクト広場に面している鐘楼の左側に面した通りにあるブルージュレース専門店Rococoさんにて、クリスマス期間中器を展示させていただいています。
ベルギーレースとの共演_d0049017_2135811.jpg

外の通りから見えるショーウィンドウに2箇所
ベルギーレースとの共演_d0049017_2136258.jpg

店舗の中にもコーナーを作っていただいています。
ベルギーレースとの共演_d0049017_21365674.jpg

展示の相談に伺ったとき、作品ファイルを見ていただいて、オーナーさんが和食器の方に特に興味をもってくださったのが意外で、どのようなコラボになるのか楽しみにしていました。
ベルギーレースとの共演_d0049017_21411590.jpg

ブルージュにお立ち寄りの際は、是非覗いてみてくださいね。

Rococo
http://www.rococobrugge.be/
Wollestraat 9
8000 Brugge
# by rihaya | 2011-12-01 21:44 | 陶芸徒然

さやとPochi

さやとPochi_d0049017_22223146.jpg

いつからか、なぜなのかわからないけれど、気が ついたらはじめていた。
予想もしなかったくらいに夢中になっていた。
人生を変えてしまうような、心から幸せといえるような出会いはそうたくさんはない。
ジュエリーとカルトナージュ、異なるジャンルではあるが、手仕事の楽しさ、美しさに魅せられそれに懸ける想いは同じ。
二人の手仕事コラボレーションから生み出される、
「私だけ」の1点に出会っていただけることを願って...



同級生の展覧会のお知らせです。

大学時代、広大な敷地のキャンパスの奥地にひっそりとアトリエのある陶芸科。
そのお向かいには染織科の校舎があり、お互いに制作を励ましあいながら青春時代を過ごしてきました。

染織からジュエリーの世界に転身しジュエリー制作会社で技術を磨いてきたたさやちゃん。
同じく染織科出身で、スペイン留学で見聞を広めて帰国し、
カルトナージュの世界に引き込まれていったPochiちゃん。

本当に純粋にものづくりが好きで、愛情溢れる作品を作り出す二人が
展覧会をすることになりました。
見ていると、そこから物語が生まれてきそうな二人のコラボレーションを
ひとりでも多くの人に見てもらいたいと思っています。

さやとPochi -二人の宝物、手作りから生み出された作品たち-
http://www.g-hana.jp/2011/10/post-83.html

2011年10月7日(金)~10月12日(水)/ 11:00~19:00

ギャラリー HANA 下北沢

〒155-0031
東京都世田谷区北沢3-26-2
小田急線 井の頭線「下北沢」駅北口徒歩5分
# by rihaya | 2011-10-08 22:39

ブルージュのお城 中世騎士ショー

先日、出先の夫から「今すぐ来て!」と呼び出されて行った所がこちら。
ブルージュのお城 中世騎士ショー_d0049017_43024100.jpg

ブルージュ郊外にあるTen Berghe城です。

〇〇通りの何本目の通りを左折して突き当たりの駐車場に車を停めて~
と指示を受けて到着した所が立派なお城でびっくり!
ブルージュ市街地からも、我が家からも車で10分もしないところに
こんな大きなお城があったなんて!!
西フランダース地方は、お城がたくさんあると聞いていたけれど、まだまだ知らないお城がたくさんあるんだなぁ。

どうやらこちら、シャトーホテルとして利用されているようです。
Kasteel Ten Berghe
シャトーホテルなんて、アルデンヌ地方等、もっと遠くへ行かないとないものとばかり思っていました。

サプライズで呼び出されたこのお城の庭で、この日は中世の騎士ショーが開かれていました。
ブルージュのお城 中世騎士ショー_d0049017_4441484.jpg

騎士が一騎打ちをして派手に落馬したり、道化師が馬による激しいアクロバットを披露したり。
ブルージュのお城 中世騎士ショー_d0049017_4482083.jpg

鷹匠がフクロウや鷹を操ったり、結構盛りだくさんの内容。

思わぬ新しいブルージュ発見と中世騎士ショーに、楽しい休日となりました。
# by rihaya | 2011-08-30 05:03 | ベルギー徒然

デルフト陶芸職人

ヨーロッパのあちこちにみられるブロカント(フリーマーケット)、私の住む地域でも夏になるといろいろな場所で頻繁に開催されます。

今回は、ブルージュ市内のある通りで開かれたブロカントで気になる逸品を見つけました。
デルフト陶芸職人_d0049017_52217100.jpg

目にはいったのは、額装されたタイル。

近づいてよく見てみると、陶芸職人が描かれているのです!
2枚並んで売られているタイルシリーズ、隣には天文学者が描かれたタイルが置かれています。
出品者のおじさんに聞いてみたところ、本物のアンティークではなくてレプリカものだけど
デルフト製であること、おそらく当時の職業シリーズとして連作タイルとして製作されたのだろうということ。
デルフト陶芸職人_d0049017_5351044.jpg

(タイルの裏側)
言い値は5ユーロ。
レプリカだしどうしよう。としばし悩んだのですが、
本物のアンティークを手に入れられるはずがないしレプリカであろうと、
今後陶芸職人タイルにもう一度お目にかかれることがあるだろうか?そう考えると
ここで出会えたのもご縁かな?と、手に入れることにしました。
価格交渉をするのが醍醐味なのかも知れませんが、言い出せず、そのまま言い値で。

大きな車輪のついた蹴轆轤で壺を作っている様子が描かれています。
家に帰って、埃の付いたタイルと額縁を掃除し、さて、どこへ飾ろうか?と検討中です。
# by rihaya | 2011-08-29 05:36 | 陶芸徒然

陶芸展 Sint-Jozef feest シント・ヨゼフ地区祭

ブルージュには、観光地として有名な丸く運河に囲まれた旧市街のほか、郊外にも放射線状に幾つかの地区が存在します。

その地区の一つであるSint-Jozefにある公民館で、新しい陶芸の先生を募集しているとのことで紹介いただき、9月からブルージュ市のボランティアスタッフとして、発足して8年になる陶芸クラブを引き継ぐことになりました。

前任の御年75歳になられるモリス先生の最後の仕事として、毎年恒例の地区祭りで陶芸クラブの展覧会が行われるというので、引継ぎも兼ねてお手伝いさせて頂きました。
よかったらあなたの作品も展示したらどうですか?と誘われて、
実際に作品を見てもらうのが一番いい自己紹介になるかな?と作品展にも参加させてもらうことにしたのですが、
搬入の打ち合わせに行ってみると、、なんとなく雲行きがあやしい。。

作品展に参加する生徒は2~3人(いや1~2人かも・・・)とのこと。
あれ?陶芸クラブには12人くらいいるんじゃなかったっけ。。?

確かに6月末で前期のレッスンは終わり、2ヶ月の長い夏休みに突入すると
皆さん旅行へ出かけたり、なかなか足並み揃えにくいのはわかるのですが
生徒作品のない、、生徒作品展になってしまうの~?とちょっと不安。

前任のモリス先生も現在海岸沿いのセカンドハウスへ滞在中でブルージュにいないので
当日何の作品を持ってくるかは分からないとのこと。

どうしよう。打ち合わせではすでに、私が陶芸クラブの作品展の責任者みたいなことになってる!
これは、作品展に穴を開けないよう、なるべく多くの作品を準備していったほうがいいかも知れない。
それでも、陶芸クラブの作品展で「津田梨早展」みたいになってしまうのもちがうのではないか、、?
等色々考え、なるべく陶芸クラブの参考作品になりそうな種類の作品を選んで
搬入当日を迎えました。

会場でモリス先生を待っていると、自作の絵画作品(!)を持ってやってくる先生。
さらに追い打ちをかけるように「今年は生徒は誰も参加しません。」

えっ!!!

結局持ってきた作品すべてを並べて、生徒の作品展ならぬ、参考作品展?と相成りました。

モリス先生と参考作品展の様子
陶芸展 Sint-Jozef feest シント・ヨゼフ地区祭_d0049017_552364.jpg

ひも作りや板作りで作れる作品を中心に集めてみました。
作ったけどずっとお蔵入りしていた白枝豆くんも。
陶芸展 Sint-Jozef feest シント・ヨゼフ地区祭_d0049017_5534055.jpg

アントワープ王立アカデミー時代に課題作品で作ったマスクなども
陶芸展 Sint-Jozef feest シント・ヨゼフ地区祭_d0049017_5541647.jpg

普通の公民館で開かれる陶芸教室。
窯もない、ロクロもない。作品を保存したり、乾燥させたりする棚も道具を保存する場所もない。
制作が終わったらみんなでお掃除して公民館をきれいに元通りにする。
ナイナイ尽くしの課題の多い教室になりそうですが
初めて与えてもらった、ベルギーで陶芸を教える機会。
このチャンスを大切にし、挑戦してみたいと思っています。

ベルギーの中でも特に方言の強い地域で、本当に地元の人達とコミュニケーションが取れるのか
お話を頂いたときは、非常に不安に思い迷いもあったのですが
この地域祭りでは、ひとまず特に困ることなく、皆さんと楽しく話しをすることができました。

レッスン開始は9月中旬。
ちょっと緊張しつつ、どんな展開になるのか楽しみに待とうと思います。
# by rihaya | 2011-08-27 06:08 | 展覧会 2011
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ベルギー在住陶芸家 津田梨早の活動・制作日記


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